Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

Life-Design , Self-management , Interior , Book etc..

私が考える「7つの習慣」の本質とは何か?③

 第三の習慣は時間管理の習慣です。
 著者は、時間管理で大事なのは「重要事項を優先することだ」と言っています。

 

 「重要事項を優先する」はとても当たり前のことを言っているようですが、実は非常に難しいことです。なぜなら、降り掛かってくるすべての案件は自分のことを「一番重要だ」と言うからです。そしてそれらの案件全てには対応できません。よって、どれかの案件を優先しなければいけないのです。

 

第二領域の重要性 

 まず、時間の過ごし方を緊急度と重要度の高低で区切り、4つの領域に大別します。
第一領域は、緊急かつ重要な案件、第二領域は緊急ではないが重要な案件、第三領域は緊急だが重要ではない案件、第四領域は緊急でもなく重要でもない案件です。
 これら領域のうち重視しなければいけないのは、第二領域である「緊急でないが重要な案件」です。この第二領域に多くの時間を費やすことを意識するのです。

ピーター・ドラッカーの言葉でまとめれば、「大きな成果を出す人は、問題に集中しているのではなく、機会に集中している」ということである。彼らは機会に時間という餌を与え、問題を餓死させようとしているのだ。』

「7つの習慣」 重要事項を優先するー生き方を変える第二の領域 より

 つい緊急な問題である第一領域や第三領域にばかり目が行くところを、機会である第二領域に目を向けるように戒めているのです。

 

自らが選択するために

 第二領域を優先するためには、当然、他の領域の案件を削る必要があります。自らの意思で削るという選択をする必要があります。選択をする際に必要なものは何でしょうか?

 それはミッションステートメントです。自分の価値観であるミッションステートメントを読み、意識した上で、自分で優先課題を選択するのです。
 つまり時間管理は、「降りかかる課題に優先順位をつけることではなく選択した優先課題をスケジュールに入れる」ことなのです。

 

 ここまでの①から③の習慣で一番重要なことは、「自らが選択する」ということです。その選択のために必要なことは、自らの価値観を明確にしておくことです。常に自らの価値観を意識しておくことによって、「自分にとって何が一番大事なのか?」を踏まえた選択が可能になると思います。