Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

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「時間の制限」は常に力になるか?

 ブログを書くなどの何かを生み出す作業をする時、時間制限があると、とたんに創造力が萎えてしまう。という経験をしています。一方、家事や日常作業をやるときは時間制限がある方が集中できます。
 作業ごとに、時間制限の意味合いに違いがあるのではないか?そう思って、少し考えてみました。

 

 まず、家事や日常作業です。時間を区切られると、早く終了させることに意識が向いて、集中できます。時間制限がないと散漫になってしまいます。時間制限が力になると言っていいと思います。
 一方、何かを生み出す作業では、逆に時間制限が創造力を阻害しているようにも思えます。必ずしも力にはなっていないようです。

 

 もう少し細かく見てみます。
 私のやっている創造的な作業を分解してみます。①アイデア出し、②そのアイデアを広げる作業、③そのアイデアをアウトプットする作業あたりにひとまず分解できそうです。
 アイデアのアウトプットは時間制限によって、集中でき、効率化出来そうです。しかし、純粋なアイデア出しやそれを広げる作業は、時間制約がプレッシャーになりそうです。
 しかし、ブレーンストーミングなどアイデア出しの手法には、一定の時間制限を設けています。これら手法を使ってのアイデアだしなら、それほど大きなプレッシャーは感じません。

 

 ここまで考えてみて、日常作業と創造的な仕事とで時間制限の意味合いに違いがあるのではなく、それぞれに作業に取り組むノウハウのあるなしの違いだと気付きました。
 つまり、作業に取り組むやり方が確立されていれば、時間制限は力になる。しかし、やり方が分からない状態であれば、時間制限はプレッシャーでしかないということです。
 私は創造的な仕事をする時、アイデアを出すやり方が確立されないままに、時間制限というプレッシャーを受けていたということです。
 ある一定のアイデア出しの手法が確立されれば、時間制限は力になります。その手法が例えばブレーンストーミングなんだと思います。
 その手法を確立する時に「作業の分割」は重要だと思います。作業のプロセスを細かく区切って、それぞれの手法を確立する。その一つ一つに時間制限を設けていくということです。

 

 結論は当たり前のものになってしまいました。ノウハウのあるなしで、時間制約が機能する場合と機能しない場合が出てくるのは、時間管理を考える上ではある意味発見でした。むやみに時間制限をかけても上手くいかないことがあるということです。

 

 今後は、「時間制限で上手く結果が出ない場合は、やり方やプロセスが確立されていないのではないか確認してみる」ということを頭の隅に置いておこうと思います。