Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

Life-Design , Self-management , Interior , Book etc..

私が考える「7つの習慣」の本質は何か?②

 引き続き「7つの習慣」についてです。今回は第二の習慣「目的を持って始める」です。

 目的地を定義し、その上で歩み始めるのです。
 物事を達成した時、それよりもはるかに大切なことを犠牲にしてきたことに気づくというのは、自分にとっての目的地が何かを明確に定義できていなかった最たる例でしょう。

第一の創造と第二の創造

 「すべてのものは二度つくられる」と著者は言います。知的な第一の創造と、物的な第二の創造です。建物が立つ前には必ず設計という計画があります。実際に実現する物的な第二の創造の前に、必ず計画という知的な第一の創造を通るのです。そしてその第一の創造は自分がコントロールできるものなのです。

『すべてのものが二度作られるというのは原則であるが、第一の創造が必ずしも意図的なものとは限らない。自分の生活においては、自覚を持ってこの知的な創造に対する責任をとらなければ、影響の輪の外にあるほかの人や周りの状況に、自分の人生を方向付ける力を委ねてしまうことになる。そうする人は周囲からの圧力や状況のプレッシャーに反応し、幼児体験や条件づけによってできあがった脚本を考えずに実行するだけなのだ。』

「7つの習慣」 目的を持って始めるー意図するか放任するか

 無意識のうちに第一の創造が周囲の環境に影響され、意図しないものとなってしまうということです。
 私も思い当たることが大いにあります。自分がやりたいと言っていることが、家族や職場、学校の期待に影響されたものになっているのです。それは全く無意識のことなのです。
 つまり、第一の創造が主体的、意図的に行われているかどうかを常に意識する必要があるのです。本当に自分が望んでいるものなのかを自問自答するということです。

ミッション・ステートメントを書く

 その方法のひとつに「ミッション・ステートメントを書く」があります。ミッション・ステートメントに自分がどうなりたいのか、何をしたいのか、これら自分の行動の基礎となる価値観や原則を書き込み、明らかにするのです。

 そしてこのミッションステートメントに常に立ち返り、見直し、更新していくことで、自分にとって腑に落ちた行動につながるのです。