私が考える「7つの習慣」の本質は何か?①
「7つの習慣」とは何か?
スティーブン・R・コヴィー著の「7つの習慣」という本があります。自己啓発の本としてはとても有名な本であり、読んだことがある人はたくさんいると思います。私もこの本に大きな影響を受けている一人です。
「7つの習慣」は、人間の成長の道筋として、大きく「依存」、「自立」、「相互依存」のステップを掲げています。その成長の道筋を歩んでいくためのツールとして「7つの習慣」を提唱しています。以下、その7つの習慣について順を追って説明していきます。そして最後に、私が実践するセルフマネジメントにおける「7つの習慣」の位置づけとその限界について書いていきます。
①主体性を発揮する
「問題は自分の外にあるのではない、自分の内にあるのだ。」
このように言うと、全ての行動は自己責任だと言っているだけだと思われがちですが、そうではありません。
人間は周囲で起こる様々な事に対して反応をします。辛い出来事に対して涙し、怒りを覚えたり、楽しい出来事に対して笑ったり。攻撃をしてくる相手に対して、応戦したり。
しかし、これら反応は必ずしも反射的、自動的に起こるものではないのです。反応は選択することが出来るというのです。例えば、辛い出来事に対して、周囲を悲しませまいと、笑顔を見せるといった反応もとれるのです。これは、他の動物にはない、人間独自の性質です。
事象に対して自動的に反応しているのと、反応を選択しているのとでは、主体性が大きく異なるのです。
関心の輪と、影響の輪。
関心の輪は、自分が興味・関心をもっている領域のことです。影響の輪は、自分がコントロール出来る事柄のこと。反応的な生き方をしている人は、自分のコントロール出来ない部分、影響の輪以外に気持ちが向いてしまい、影響の輪を狭めてしまう結果になってしまいます。
一方、主体的な生き方は、影響の輪に集中することにより、積極的なエネルギーを生み出し、それによって影響の輪を拡大することが出来るのです。
影響の輪に集中し、今できることを愚直に行う大切さについて語っているのです。