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GTD頭の再整理(④レビュー):日々レビューを意識する

 前回の③実行は、収集、分類・整理したタスク群から、当日のアクションを選定して実行していくプロセスについて考えました。アクションが多すぎてこなせない、突発事象が入ってこなせないという状況に対して、taskchute方式やGTDプロセスにより「見通しを完全につける」ことで、より現実的なアクションを選定することが出来ることが分かりました。

 

 最後の④レビューです。私の一番の苦手はこのレビューですが、このレビューがGTDが機能するかしないかの一番の分かれ道なのです。
 なぜ、レビューをするのか?「ストレスフリーの整理学」では明確に書かれています。

やるべきことをやっていて、やっていないことについても、今はそれでも大丈夫という確信が得られなければならない。(中略)このリストを見直すことを怠り、それが最新かつ完全ではなかったとしたらあなたの脳はどう考えるだろう。このリストは信用できない、という判断を下すことになり、そのせいであなたの脳はまたレベルの低い作業に逆戻りしてしまう。

 折角作成したリストを、自分で最新の状態でない「意味のないリスト」にしてしまう ということです。意味のないリストになっているのに、無理矢理頭のリソースを使って、意味のあるもののように見せようとしたりもします。これは、システムをつくっているのに状況は前と変わらず、手間だけが増えてしまったという最悪の状態です。
 だから、そうならないようにシステムを常に最新の状態にしておかないといけないのです。

 

 レビューで一番重要な作業として「週次レビュー」があります。一言で言うと「再び頭を空っぽにする作業」です。再度、①収集、②分類・整理を行い、頭の中を空っぽにし、システムを最新の状態に保ちます。
 この週次レビューには、時間管理としてのレビュー、ログの確認とスケジュールの修正なども入ってきます。なので、1週間分をまとめてレビューするのはとても多くの時間がかかります。それが大きな負担になってしまい、なかなか継続しないのです。
 これに対する回答も、「ストレスフリーの整理学」には書かれています。

よく「システムのレビューにはどのくらい時間をかけるのですか」という質問を受ける。これについては、まとまった時間をとっているというよりも、常にそうしたレビューを意識しているといったほうが正解だ。

 常にシステムを最新の状態に保とうという意識が重要だということです。週末にまとめてやるのではなく、気がついた時に①収集、②分類・整理を行う。既存のリストの状況変化などもないかどうかを確認するということです。
 いつもシステムに目を通すという習慣が重要なんだと、改めて認識しました。

 

 今回で、GTDのプロセス、①収集、②分類・整理、③実行、④レビュー それぞれの再確認が終わりました。今回書いた意識すべき点を踏まえて、GTDサイクルをしっかり回していこうと思います。

 GTD全般を通じてのまとめは、次回書こうと思います。