基本的自尊感情を育むのは親の役目?
これまで子育てにおいて基本的自尊感情が大切だということを意識して実践してきました。そしてそれを育むのは親の役目だと考えてきました。
基本的自尊感情については、これまでも書いています。
しかし更に基本的自尊感情について理解を深めようと購入したこの本で、少し意識を変えることが出来ました。
この本では、基本的自尊感情を育むものは①無条件の愛+無条件の禁止、②共有体験(経験の共有+感情の共有)、③基本的信頼感であるといっています。
その中で、①無条件の愛+無条件の禁止については当然親の役割ですが、②共有体験、③基本的信頼感は、必ずしも親が担うものではありません。友人や先生、その他仲間との関係によって培われていくものです。
当然、子どもが小さいうちは親が担う割合は高いですが、大きくなるにつれて徐々にその割合は低くなってきます。その分親は①に注力していけばいいのです。
自分の中では、基本的自尊感情を育むためには、親が常に中心となっていかないといけないという気持ちがありました。それが強迫観念になっているところもあったので、少し気分が楽になりました。