GTD頭の再整理(②分類・整理):タスクを抜き出し実行可能な形に整理
前回は①収集ということで、散逸している「気になる事を」漏れなく集めるために、一旦保管しておく場所「inbox」を設定すること、そのinboxをどこに置くかについて考えました。inboxは、無意識でも分かるように数少なくしておくこと。必ず漏れなく入るようにinboxの変更、追加をしていくことなども書きました。
今回は②分類・整理です。気になる事を収集しましたが、タスクを抜き出し、分類し実行につなげるステップです。
分類や整理というと、「書類の整理」をイメージするのですが、今回は、あくまでもタスクを洗い出すこと。そのタスクを実行しやすく分類しておくのが主眼です。よって、資料整理とは切り離して考えるべきです。ついつい、①収集や、今回の②分類・整理で、資料の整理に足を突っ込んでしまいがちですが、そこは切り離し、別に時間を設けます。
分類のための質問と分類項目は、次のとおりです。
■行動を起こすものかどうか?
No・・①ゴミ箱、②保留(今できない、やるかどうか不明)、③資料
Yes・・④次にやること、⑤プロジェクト(行動が複数にわたるもの)、⑥カレンダー(行動が特定の日付)、⑦連絡待ち(人にまかせたタスク)
分類の際に、項目の定義をしっかりしておかないと、タスクが混じってしまい分類の意味がなくなってしまいます。運用しながら徐々に分類方法が変化してしまうこともあるので、明文化した方がいいと思います。
これが私の現時点での定義です。
■次にやること・・優先順位はともかくも、やろうと思えば今できることは全て。(場所の制約があった場合も、ここに分類。(コンテクストで設定))
■プロジェクト・・タスクが複数にわたるもの。(保留に該当するものを除く)
■保留・・今できないこと(実施日が特定されていないもの)、いつかやりたいと思っていること。
■カレンダー・・今できないこと(実施日が特定されているもの)
それぞれの項目に入るタスクには、請求書(支払が必要)、手紙(返事を書く)など、書類が伴っている場合があります。そのため、タスクを一覧するためのデータはPC(Omnifocus)に、書類については項目毎にクリアフォルダをつくりそこに入れます。当然、書類がないタスクもありますので、クリアフォルダにはいる書類は、PCにあるタスク一覧のうち一部のみです。逆に、PCの一覧には全てのタスクが入っている状態にします。
こうやって、inboxに入ってきた気になることを分類します。そして、タスクの部分を抜き出し、整理を行います。次に、整理したタスクを「③実行」しますが、この整理だけではなかなか実行に結びつきにくいのです。
これをいかにクリアしていくかについて、次回書きたいと思います。