Inboxの性質に着目する
GTDに関する以前の記事で、自分の「気になること」の集積場となるInboxを定義しました。また、注意すべき点として、タスクの分類・整理と資料整理は切り離して考えることを書きました。
これらのInboxに集積するものは、タスクと資料のどちらが集まりやすいのか。整理・分類する際にどのように意識すればいいかについて考えてみようと思います。
まず、私のinboxは、①書類受け、②アイデアノート、③Omnifocus、④Evernote、⑤Gmailの5つでした。これらInboxに入ってくるものはどんなものかを、以下のとおり考えてみます。
①書類受け:ペーパーベースの全てが入ってきます。入ってくるものは、タスク、資料(記録(後で思い出すために必要なもの)、自分資料(参照(他者資料を自分の観点で抜き出したもの)、成果(自分自身がアウトプットしたブログ等執筆結果)、他者資料(他者によって書かれた意見、書籍・ブログ等))です。
②アイデアノート:自分の中から生まれるアイデアや知識を書いていきます。入ってくるものは、資料(記録、自分資料のアイデア(自分自身の意見のもととなるもの)・参照)
③Omnifocus:タスクの集積地です。入ってくるものは、タスク
④Evernote:資料データの集積です。入ってくるものは、資料(自分資料(参照・成果)、他者資料)
⑤Gmail:他者とのやりとりの集積です。入ってくるものは、タスク、資料(記録、他者資料)
こうして考えると、タスクは①、③、⑤に入ってきて、分類・整理を経て③Omnifocusに集積されます。資料は全てに入りますので、別に整理が必要です。
タスク管理としてのInboxの整理は①、③、⑤を意識して行えばよく、これらinboxは資料とタスクとの切り離しを十分意識しなければなりません。そうしないと、ついつい資料整理に意識が向いてしまい、タスク管理が疎かになります。私も過去、随分失敗してきました。
繰り返しですが、GTDの分類・整理は資料整理と切り離す。これが自分にとってGTDを前に進めるための重要なポイントです。
それぞれのInboxに入るものの内容や意味を意識して、処理していこうと思います。
※資料の分類は、自分発の意見である「自分資料」、他者発の意見である「他者資料」、後で思い出すために必要な「記録」に大分類しています。この分類の一部は、ブログchoiyaki出版の「Evernote×情報カード知的生産」を参考にさせていただきました。