Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

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夫婦2人のこだわりを心配りで温かさに変えた家〜建もの探訪

 ご夫婦と男の子と女の子の四人家族
 軒が深い。緑が沢山のアプローチ。ガルバリウムと杉板の外壁。色合いが落ち着いている。
 薪ストーブのための薪が、冬に備えて既に準備してある。


 玄関、木の香りが充満。内部への期待感が高まる。
 キッチン・リビングダイニング。広さ30畳。遠くの山の景色まで部屋の中に取り込む。ダイニングにハンモック。渡辺さん嬉しそう。柱・梁もしっかり感。オーク材のダイニングテーブルが素朴な味わい。骨董市で買った小物入れも雰囲気に一役買う。
 デッキ。素晴らしい庭を楽しめる。庭の一角が砂場。子ども達が、家族に見守られながら安心して遊べる。
 キッチン。調理器具が沢山収納できるのと、旦那さんも料理をするので高さを考慮したとのこと。
 薪ストーブ。部屋の雰囲気にピッタリ。小上がりの和室。間接照明、落ち着きがある小物が沢山。客間にも使えるし、食事も可能。多目的スペース。
 収納も兼ねた箱階段を登ると、ロフトスペース。子どもの遊び場にもなっている。
 リビングダイニングのそれぞれの窓に、障子があって、落ち着きを与えている。要所要所に一輪挿しが飾ってある。ポイントになっていて、温かさを感じさせる。

 

 洗面所。縦スリットの窓から緑と光が入ってくる。バスルーム。壁は檜。竹林を思わせる窓が切ってあり。リラックスできそう。

 渡り廊下兼書斎。両サイドが庭で気持ちいい。天井周りの本棚が雰囲気があって、魅力的。

 子供部屋。低くつくった窓で、あたかも庭につながっているよう。二段ベッドで将来は2人仲良く。床板が温かそう。

 寝室。漆喰壁。天井低く抑えてあり、とても落ち着く。

 

 共有棟と個室棟を、書斎兼渡り廊下でつないだH型の家。庭と遠くの景色を一体化させるため、個室棟をあえて斜めにして、窓からの景観に配慮しているのがポイント。

 

渡辺さんのコメント
 素敵な家。設計家は、この土地に足繁く通って、プライバシーを守りつつどれだけ気持ち良く過ごせるかをしっかり考えたのだろう。その結果がこの素晴らしい家となった。この土地ならではの魅力を十分理解してこその家といえるのではなかろうか。

 

 庭の草木やキッチン、インテリアにこだわりがある奥さんと、蒔ストーブにこだわる旦那さん。それぞれのこだわりが上手くミックスされて、温かい雰囲気が広がっているが、よくよく見ると奥さんのきめ細かい心配りがそれぞれのこだわりを上手く接着している感がある。日々の生活もその温かい雰囲気につつまれて、家族みんなが穏やかに暮らせそうだ。
 夫婦2人のこだわりを随所の心配りで温かさに変えた家

 

 二つの庭を包むH型の平屋(千葉県佐倉市・平井邸)

 

渡辺篤史の建もの探訪
 http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2013/46

 

松原正明建築設計室(ユーカリが丘の家)
 http://m-matsubara.s2.weblife.me/yukari.html