Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

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新機能の魅力は生活の危うさと紙一重

 最近話題のiphone6。
 購入を検討している一人なのですが、最近こういうデバイスの購入を考える時に「新機能の魅力は生活の危うさと紙一重」ということを意識します。


 関連して、1年前の佐々木正悟さんのブログ記事を思い出しました。

機能的な新しさというのは、ある意味厄介なものです。それによって何か他のことができなくなることすらあるからです。

面白くも何ともないかも知れませんが、何一つ新しい機能が加わらず、ただ速度が倍速になるなら、私はそちらの方が嬉しいです。単に速くなることによって解消できる不満というのは非常にたくさんあると思います。

iPhone。速いほどいい | ライフハック心理学

 

 新機能は、往々にしてセッティングに時間がかかる。往々にして速度に難がある。往々にして使いにくい。ところがあります。発売直後なので、当たり前と言えば当たり前の話ですが・・。


 しかし、それを凌駕するぐらい新機種、新機能には夢がある。バラ色の生活が待っているかのように錯覚させる魅力があります。私も本当に大好きです。
 この感覚は、自己啓発本ライフハックなどで感じます。やっぱり理想的な生活を夢見ているのでしょうね。

 

 そうは言っても、速度、使いやすさ、自分の行動にすぐフィットするかどうか、などはやっぱり重要です。
 主体はあくまで自分。道具に振り回されるのは、理想的な生活ではないはずです。
 新機能が搭載された機械に振り回されるのは、新しい便利な生活を夢見ながら作業することに対して、一定の喜びを感じます。退屈を紛らわすような。でもそれは一過性であり、生活の向上には繋がっていないことが多い。まるでお酒などの嗜好品のようですね。
 その意味では、適度な距離を取りながらのつきあいを目指すのがいいのでしょう。


 購入の時に意識したい項目をまとめてみると、
■ 速度、容量・・・自分の行いたい作業がストレスなく行えるレベルかどうか?
■ 使いやすさ・・・セッティングに時間がかかったりしないか?先人の知見が一定以上蓄積されているか?
■ 自分の行動を大きく変えなければならないか?・・魅力的な機能があっても、自分の行動を大きく変えることを強いることはないか?(ストレス軽減のために、新たなストレスをため込む)

 

 自分の新しいもの好きの衝動に対して、これらを努めて冷静に考えることで、満足度の高い買い物になると思います。
 これは、生活全般にも言えることですね。何を取り入れて、何を止めるかの基準にもなりえる。

 最近はあまり新しいデバイスにすぐ飛びつかなくなりました。購入するとしても、発売後少し時間が経ってからものになっています。


 ということで、iphone6です。さてどうするか?