Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

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何故、たすくまのボタンが押せないのか?

 以前から話題にしている「生活ログを取れない」に関連するのですが、ログ取りのためのスタートボタンであるたすくまのボタンを押すのを忘れてしまうことが本当によくあります。この原因を考えてみました。

 

 行動は、「事前のシミュレーション」と「実際の行動」に分割できます。
「事前のシミュレーション」は、具体的には、次に何をするか。他に優先することはないか。順番はどうか。どのようにやるか。などを事前に考えることです。私の傾向としては、それを常に考えながら、実際の行動に移るのです。

 考えてみると、行動している時は次にやることのシミュレーションを頭の中でやっていて、現在の行動のことは考えていないのです。だからたすくまのスタートボタンを押すだけでも、現在の行動について考えることになり、余分な負担となり、とてもまどろっこしくなるのです。

 

 これは問題です。今の行動については考えず、先のことばかりを考えているということなのですから。可能な限り今に集中できるようにしなければなりません。

 

 私の好きなブログ、佐々木正悟さんの「ライフハック心理学」には、

自動販売機で、お茶が100円で売っているとします。
当然、ワンコイン、100円玉を1つ入れて、それを買おうとしたとたん・・・

101円になった!!

これが、私達が仕事を先送りしてしまうときに、よく起こっていることだろうと思うのです。

とあります。

 先送り対策になる「圧倒的な安心感」とは何か? | ライフハック心理学

 100円の自動販売機でお茶を買おうと決断したのに、買おうとしたら急に100円が101円になった。これが頻発するので安心出来ない。買うという行為も決断しづらくなる。
100円のものを100円で買えるように、事前に準備しておく。

 100円のものが101円になるから、シミュレーションするのです。それも私は付け焼き刃的に直前になって行うのです。このもやもや感、追い込まれ感はとても大きいものがあります。

 

 そのために、
「行動する際に先のことを考えなくていいように、taskchute方式で、当面やることが明示されている状態」を創り出す必要があります。 
 「事前につくった、たすくまにあるリストに基づいて淡々と行動していく。」を実践すれば、直前にいろいろシミュレーションすることが必要なくなります。

 

 安心してたすくまにあるリストに任せていけるように、タスクリストを作り込んでいけば、頭の負担が軽くなるのです。そうすれば頭の余裕も出来、行動の中身に力が注げるでしょう。それに付随してログ取りにも頭が向かうと思います。

 

 頭の余裕をつくるために、当面は、後になってもよいからたすくまのボタンを押して、ログを着実に取っていきたいと思います。