Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

Life-Design , Self-management , Interior , Book etc..

家はソトでもありウチでもある。一本芯を通して生活する美意識 〜建もの探訪

 奥さんと娘さんが登場。娘さんは恥ずかしそう。旦那さんはお仕事中とのこと。
 細長い土地に三角形の建物。正面の並木が山桜。家から花見が出来る。


 玄関、引き戸が精巧。密閉感が高く、家に入るんだという研ぎ澄まされた感覚を与える。


 広くて明るいリビング。イームズ、ラウンジチェアが一番いい場所に置いてある。窓から見える桜が絵画のように見えるように設計したとのこと。リビングでお花見が出来るかのよう。
 JBLのスピーカー。プロジェクタも設置されている。三角形の屋根。窓からの光線も温かい。

 対面キッチン。ダイニングの椅子は肘掛け付き。来客も多く、パーティーもよくするとのこと。 

 子供部屋。リビングからもよく見えるように窓を設置。気配が感じられる。

 

 三角形の間取りの書斎。土地を有効活用した。狭いが使いやすそう。引き戸がまた精巧な開き方で雰囲気を醸し出す。

 

 巨大な地下収納。大きいからといって、乱雑ではなく、とても整理整頓されている。

 窓が大きい浴室。広くはないが清潔感が高い。

 寝室。落ち着いた雰囲気。大きなベッドが大らかな印象。


 土地の高低差という問題を、スキップフロアで解決した。部屋と部屋の導線にリズム感が生まれている。

 

 玄関や書斎の引き戸の精巧さ、床下収納や書斎の整理整頓具合に、旦那さん(奥さん?)の美意識を感じる。
 引き戸は空気を変えて、別の空間に移っていく事を否が応でも意識させるよう。この夫婦の家はウチ空間ではなく、外に開かれたステージであり、そこは収納空間にも一本線がピンと張った緊張感がある。
 よそ行きの顔をしているだけかと言えばそうではない。旦那さんのプロジェクタ、オーディオ、奥さんのキッチンスペースなど、趣味を自然に取り入れ生活を楽しんでいる。
 沢山の友人、来客をもてなしながら、家族もリラックスし楽しむために、ルールをつくり一本芯を通して生活する。そんな家族のスタイルを想像させた。

 

 三角形&段差地を生かす家(神奈川県横浜市・青木邸)

 

渡辺篤史の建もの探訪

 http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2014/30

 

■ken-ken有限会社 一級建築士設計事務所

 http://www.ken-ken-a.co.jp/gallery/mituzawa-home.html#