Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

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お互いの得意分野を持ち寄った共同作業の家 〜建もの探訪

 

黒色で落ち着いた色の外観。竹(布袋竹)、紅葉、緑と建物が一体化し、印象的。

 

落ち着いた佇まいの旦那さん。明るい印象の奥さん。

 

入ってすぐが多目的室。フラワーアレンジメント講師の奥さんが、将来ここでお花の教室を開きたいとのこと。

棚をスライドさせると、水場が用意してある。お花教室にもきちんと対応している。

土地の奥行きが狭い。20坪の土地での狭小住宅。

 

バスルーム、高窓から採光する。階段下に洗濯機。勝手口が駐車場と直結している。買い物から帰った時など重宝。

 

要所要所に花、緑が彩りを添えている。2階のリビング、大開口、横スリットでの採光。収納が窓下に。食器棚が置けない分収納でカバーしている。

 

キッチンはこじんまり。セミオーダーで、奥行きのきちんとあるキッチンを希望。

採光が出来る中庭に緑を置いている。スペースの一角が外空間。そのおかげで寝室も明るい。

 

屋上庭園。沢山の植物が植えてある。奥さんの趣味室ともいえる。

 

客室にもなる多目的室。屋上庭園を眺めながらゆったりできる。旦那さんが初めての住宅設計。奥さんの不安を解消するために、模型を作成。模型作成は奥さんと一緒。スペースごとのディティールを確認する中で不安を払拭していったという。奥さんからは「やっぱりプロは違うなと思った」の声。旦那さんもまんざらでもなさそう。

 

子供さんがいない夫婦2人で、プライベートスペースはない。その分、共有スペースをしっかり取ることが出来た。

 

旦那さんがふたりの安らげる空間をつくったその中に、奥さんが花と緑で彩りを添える。お互いの得意分野を持ち寄った共同作業の結晶として、この家がある。

 

意外な所に庭のある11坪の家(埼玉県さいたま市 楠部邸)

 

渡辺篤史の建もの探訪

 http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2013/45