Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

Life-Design , Self-management , Interior , Book etc..

「選択」して生活する潔く、かつ温かい家族の家 ー 建もの探訪

夫婦と兄弟、犬一匹の家族の家。

 

細い路地を抜けると小さな切妻屋根の家。隠れ家のよう。

外装は焼杉、シックな色合い。

 

玄関を入ると階段、カラフルであるが落ち着いた色合い。

リビングダイニング・キッチン、切妻屋根の天井が印象的。決して広くはないが、落ち着く。

台所の壁は奥さんこだわりのブラウンのタイル。計算されたキッチンのレイアウトは働く奥さんの時間短縮に貢献。寸法も奥さんに完璧に合わせてある。シンクで魚をさばいても腰が痛くならない高さ。

 

旦那さんはデザイナー。キッチンに無造作に置いてあるシェリーの瓶は旦那さんのデザイン。渡辺さんがリビングのソファーで飲むシェリーは美味しそう。

リビングは狭いが、斜めにカットされたレイアウトで、デッキスペースとあいまって豊かな雰囲気。ソファーの座り心地も素晴らしそう。

 

パントリースペースも、キッチンを片付けたいという奥さんの要望に答えたもの。回遊出来る効率的なレイアウト。奥さんこだわりのタイルが水回りにも。

 

子供室。小さいながら、兄弟それぞれの部屋を確保。息子さんも嬉しそう。

 

寝室、広い。ピアノがある。窓に広がるデッキスペースには愛犬ペロが待つ。

ピアノは奥さんが弾くのだそう。旦那さんはコントラバス。息子はバイオリン。全員で合奏する。音楽一家。

 

黒い壁の旦那さんの書斎兼仕事場。小さいが、旦那さんの隠れ家的スペース。レコードジャケットに憧れてデザイナーを志したとのこと。

 

教師の奥さん、デザイナーの旦那さん、それぞれが持つこだわり、意思が双方ぶつからず、お互いの良いところとして家に表現されている。

なんとなく生活するのではなく、必要なこと、やりたいこと、やらないことを家族としてしっかり選択をして生まれた家。息子たちも自然にそれを受け継いで行く。だから家族それぞれの顔が凛々しく、自立しているように見える。温かくかつ洗練された印象。こういう家族を目指したいものだ。

 

外はシック 中はカラフルな家(神奈川県葉山町 阿部邸)

 

渡辺篤史の建もの探訪

http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2014/27

 

i+i設計事務所(アイプラスアイセッケイジムショ)

http://iplusi.exblog.jp/20746434/