Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

Life-Design , Self-management , Interior , Book etc..

本当の意味の美しさは、生活感と温かみから生まれる〜建もの探訪

夫婦と三歳の息子さんの3人家族。建築家の奥さん。会社員の旦那さん。

 

旗竿敷地、森の中からお迎えされる。

長さ23メートルのアプローチ。季節になると紅葉が美しいだろう。

 

森を抜けると、切妻の屋根。暖炉を期待させる煙突が印象的。

玄関を入ってすぐに薪が置いてある。更に期待感が高まる。

入口すぐ横は奥さんのアトリエ事務所。

間接照明が印象的。真鍮の金具、壁が漆喰。

 

旦那さんが大らかそう。

居間には蒔ストーブ。選び抜かれた家具。オーディオがニッコリ。特注オーディオラック。期待の暖炉は、意外とこぢんまり。でも時期にはしっかり活躍しそう。

デッキも開放的。子供が外で食べたがる。いつでもピクニック気分!

 

厨房はこぢんまり。風が通る工夫。

旦那さんがあぐらがかける椅子を希望したのだそう。ハンペンチェアというのだそう。

 

奥さんのアトリエ事務所。トップライト。照明が印象的。台所とアトリエ事務所は直結。家事動線もしっかりしている。

 

螺旋階段。小さな家族室、テレビはここだけ。小さいスペースだが、ここが一番落ち着き人が集まる。

大きく開口出来る窓で採光もしっかりと。

 

寝室。テラス付き。広い窓。ここも間接照明が印象的。

 

どこから見ても美しい家。奥さんが建築家であり一見隙がない建物のようだけど、そこここから旦那さんの大らかさにじみ出ている。そこに緑と採光が相まって、温かみを醸し出している。

美しさと温かみ・生活感。このバランスが成り立っている家は、本当の意味での美しさを持っているんだと思う。

 

 

緑の風と素材の質感を愛でる家(東京都杉並区 中村+熊澤邸)

 

渡辺篤史の建もの探訪

 http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2014/26

熊澤安子建築設計室

 http://www.yasukokumazawa.com/works.html