道を選ぶ自由と怠惰との危うい関係
- われわれにとって怠惰ほど有害で致命的な習慣はない。にもかかわらず、これほど身につきやすく断ちがたい習慣もない。 - ジョン・トッド
私のタスク管理のこれまで
やるべき事を忘れることなく、先延ばしすることなく処理したい。
これまでアナログ・デジタル問わず様々なタスク管理ツールを使ってきました。しかし、結局どれも中途半端で挫折を繰り返しています。永遠に出口のないトンネルをさまようかのよう。。
考えてみれば上手くいかない理由は、私の思考、行動の特徴を深く考えずに一般的に良いと言われているツールに飛びつき、なおかつツールを自分仕様にカスタマイズしてこなかったからだと思います。
この反省を踏まえて、今回私の行動(思考)をしっかり振り返り、これまでも何度も使っているタスク管理ツールであるToodledoを再度使って、タスク管理をやり直します。
私の行動(思考)の特徴
振り返ると私の行動(思考)の特徴は、次にやるタスクを指定されたくないということです。自己選択権がほしいとでも言うのでしょうか?突発事態が起こってタスク管理が崩壊してしまうと、すぐ自己嫌悪に陥り、ツールを活用しなくなってしまうのです。私の体調、気持ち、突発事態も総合的に見て次やるタスクを「自分で」選択したいという気持ちです。
「タスク管理が崩壊する」とはどういう状況をいうのでしょうか?私が考える「タスク管理が崩壊する」とは次のような状態です。
①期限オーバーが続出する、②タスクが現行化されていない(やるべきタスクが入っていない。やらなくてもいいタスクが入っている。)
このうち私にとって特に重要なのは①です。その都度の行動で白黒がついてしまうのはモチベーションが上がらないのです。午前中にやるべき報告書の作成を気持ちがのらずさぼったとしても、翌日朝早起きしてこなせば問題にはならないという形が理想なのです。午前中報告書を書かなかったのは、私なりの理由があるのです。過去、日別ではなく週毎のタスク管理を選択してきたのもこの理由からです。日々時間単位で管理されるのではなく、長めのスパンで力の入れ方を調整しながらやるべき事をこなしていく管理方法が私には合っています。
今回のタスク管理
これらを踏まえて、今回再構築するタスク管理のポイントは以下のとおりです。
①週単位でやるべきタスクを管理する。いつ何をするかは自分自身でコントロールする(週目標)
②週単位でタスクを達成するため、週前半(月、火)、週後半(水~木)と2分割して、それぞれ中間ゴールを設定する。(中間目標)
③日々やらないといけないルーチンについては、厳選して盛り込む。(日々目標)
上手く回すためのポイント
計画時に、週でこなすべきタスクを増やしすぎないということが重要なポイントだと思います。
本来は、週単位でこなせる適切なタスク量を測るために、Taskchuteなどのライフログを取りながらのタスク管理を実践するのが良いと思います。このタスクをするには何時間必要ということを事前に把握しておくのです。
しかし、私にとっては、ログを取るのが、どうしても自己選択権を侵されているような気がするのです。自分の犯した無残な結果を知ってしまい、否定された気持ちになってしまいます。事後でおおざっぱな記録を取るのにも抵抗があるのです。それだけ計画段階が過大な自己評価になっているということなのでしょうが。。
このポイントに対応する術は試行錯誤してみようと思います。まずタスク管理を継続させることが重要なので。
まとめ
自分で道を選ぶ自由と目標を達成する責任との両立は、経験的に実現可能だけどとても困難に思えます。ひとつ間違えばすぐに怠惰に陥ってしまいます。しかし、自己満足で終わらせることの出来ない目標をもつ私にとっては、必ず越えないといけないハードルです。
モチベーションを継続して保ちながら、方向・スピードをコントロールする。このバランスは間違いなくカスタムメイドです。趣味的に行うタスク管理を超えて、「成果のあがるタスク管理」を目指したいと思います。