Design of everyday life(自分らしい生活をデザイン)

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選ばれたモノたちとこだわりのご夫婦が住む、シンプルさを研ぎ澄ませた家 〜建もの探訪

 ご夫婦と愛犬1匹の家族。玄関から愛犬がお出迎え。
 外見はこぢんまり。外観は濃いめのグレー。格子の黒とグラデーションがつくように配慮。植栽の緑や車の黄色が良く映える色合い。

 玄関、ガラス窓と鉄框おのあるドア。土間は天然煉瓦で穏やか。玄関マットがカラフルな色合いで、良いアクセントになっている。
 階段途中に窓。ピクチャーウインドウ、外の青空と緑が眩しい。


 リビングダイニング。窓が本当に大きな、パノラマウインドウ。昼間は広がりが素晴らしい。天寿も高くて、3メートルくらい。インテリア全てにご夫婦のセンスがほとばしる感じ。

 シャンデリアは、「バルーンズ」イイノナホ 2007デザイン。色とりどりの風船を沢山集めたような綺麗なデザイン。シックでシャープな家に良いアクセントを加えている。

 キッチン。道具を全て見せるような収納。皮で設置した鉄の棒に器具を引っかける。シンクはつや消しのステンレス製。傷も目立たない。道具やシンク、収納の色がグレーの壁に良く映える。旦那さんの方が料理を良くするそうだ。

 ナラ材のダイニングテーブル。床材ともよく合っている。

 薪ストーブは、シェーカータイプストーブ ストーブ工房 山林舎製。ストーブの黒が部屋内を引き締める。

 ソファー。カーキの色合いが美しい。クッションひとつもセンスが見える。

 丸テーブルは、G-PLAN グラストップ・コーヒーテーブル 濃い緑の床マットとも合っている。

 ダイニングのランプは「ランプシェード」 辻和美デザイン。


 デッキスペースは、8.5畳の広さ。アウトドアグッズがおいてある。バーベキューも出来そう。外は緑、緑、緑。

 

 1階の寝室。一部ワークスペースだが、シンプル。割り切りが素晴らしい。寝室からの窓も眺望がいい。階段下のトイレ。好きなモノを飾れるように棚がぐるりと回っている。

 洗面台。鏡や棚の中のモノもこだわりのモノばかり。

 お風呂。ユニットだが周囲は木の色。落ち着く。窓も大きく、ここでも緑が楽しめる。

 

 2階に一部屋、1階に一部屋のシンプルな構成。夫婦2人の好きなモノを飾った時に映える空間として、この建ものがある。

 

 渡辺さんのコメント
 素晴らしい環境にこの建物は建っている。実に素敵な生活。外観が素晴らしい。完成したこの建物はボックス。どう埋めていくか?吟味されたセンスあるモノたち。生活していて本当に楽しそう。

 

 グレーと黒、木の色、小物によるビビットな色、それぞれの色のバランスが素晴らしい。そこにアンティークの香りを感じさせる家具類が合っている。シャープさと暖かさが両立している。
 狭い敷地にリビングダイニング、寝室の二つのボックスのみ、書斎や家事室、納戸というスペースは全く設けないというこの建ものの割り切りが素晴らしい。建もの自体はダークな色合いも含めて、主張せずソリッドな趣。
 その建ものの上で、モノ、趣味の吟味を重ね、それを堪能し、主張する。これが本当の「こだわる」ということだ。それを実現させているご夫婦の生活は本当に手本にしたいと感じた。

 

 選ばれたモノたちとこだわりのご夫婦が住む、シンプルを研ぎ澄ませた家

 

 インテリアが映える丘の家(東京都町田市・三浦邸)

 

渡辺篤史の建もの探訪
 http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2013/44

 

■イマジョウデザイン事務所
 http://www.imajo-design.com/works/12/machida/