自分らしい生活を創り出すたった一つの行動
レオ・バボータが書いた「減らす技術 The Power of LESS」という本は、私のお気に入りの本です。
- 作者: レオ・バボータ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/08/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 19人 クリック: 151回
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レオは、ブログ「Zen Habits」を主催していますが、人生をシンプルにすることで自分の望む多くのことを達成していったといいます。
ブログの読者から「1日はみな同じ24時間なのに、どうしてそんなに多くのことを達成できたのか」との質問に対し、レオはこう答えます。
「制限を設けて、本質に迫ることだけに集中したからだ」
この本は、人生をシンプルにし、多くのことを達成するための多くのテクニックが書かれています。しかし、私はそのテクニックの根本に流れるレオの思想に共感します。
レオは、本書で「人生をシンプルで生産的にする6つの原則」を挙げます。
私はその中で、原則1「制限する」、原則2「本質に迫ることだけを選ぶ」が最重要だと思っています。
レオは、減らすことの威力を俳句にたとえて言います。
俳人にはふたつの選択肢がある。
短い時間でそれらしい言葉をさっと並べるか。
自分の思いを伝えるのにもっともふさわしい「本質に迫る言葉」を厳選するか。
たった17文字という制限のなかで、もっとも力強い一句を生み出すのは、後者の方だ。重要なのは「本質に迫ること」だけを選びだすこと。
レオは原則1「制限する」で、制限することで「本質に迫ること」を厳選することが出来ると言います。
制限するからこそ、自分自身に選択する「意思」が生まれるのです。
また原則2「本質に迫ることだけを選ぶ」で、時間とエネルギーを最大限に活用し、小さな元手で大きなインパクトを生み出せると言います。
このことは「自分にとっての本質とは何か?」を意識することであり、自分の根本を探す大切な行動だと思います。
レオが本質に迫ることについて面白い例えを書いています。
「なあ、木彫りの象ってどうやってつくるんだ?」
「そりゃあ簡単だ。象らしくないところを全部削ればいいんだよ」
なるほどその通り。そのためにはまず、象の姿をしっかり把握しておかないと。
また、レオは本質に迫ることを見極めるための9つの質問を挙げています。
これはとても手軽で有用な質問なので、別の記事でみていこうと思います。
時間は有限。自分にとって大事なコトを選択し、それ以外を捨てることのみが、自分らしい生活につながる道だと思います。
自分は何を選択したのか?
そして、その選択の根底に流れる自分の本質は何か?
これを書き付けていくことが、自分にとってこのブログを書く意味なんだろうなとも思っています。
とても気軽に読めて役に立ち、自分の深いところまでしっかり考えさせてくれる素晴らしい本です。
この本は、これからも何度かふれていきたいと思っています。
- 作者: レオ・バボータ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/08/05
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